作者冥利に尽きる

今日、作品を上げたら、

「(オーガたちが)現実にいないのが悔やまれる」

とのコメントをいただいた。


先に結論だけ言っておくと、



めちゃくちゃ嬉しかった。

もう、

めちゃくちゃ嬉しかった。




なぜか。

私が描くオーガたちは、言ってしまえば私の空想の産物にすぎない。
それが、「現実にいてほしい」という思いを持っていただけるということが、いかに有り難く、また凄いことなのか。
それを伝える術を、私は持たない。




なんのことはない、ただの一枚絵×2である。
とはいえ、割とはっきりした目的を持って描きはした。

今回は漢の背中を描きたかったのだ。
それを水が伝ってればなおよしという。
ぼこぼこと隆起した背筋に、ぎゅっと締まった腰。横から見てもハッキリ分かる、逆三角形のシルエット。筋肉でパンパンに張った、ボリュームのある尻。
私が大好きな、背中。
別にフェチではないが、綺麗だと思う。
もちろん割れた腹も大好きだが、背中は背中でまた美しい。

これを、いつもは影を乗算で濃淡をつけて塗っていた。
今回は思うところがあって、影は最低限の塗りに抑え、光を受けている部分を観察しながら描いたのだ。


少し見え方が変わった。
光の描き方って結構重要で、この引き方や引く場所によって、筋肉はいくらでも立体感を持つ。
まるで魔法のようだ。

自分のイラストが、美しい筋肉の凹凸を見せ始めるのは本当にテンションが上がる。
ここまで仕上げるのに力は使うが、使うだけのことはあったと思わせてくれる。

まあ数ヵ月で「やばい恥ずかしくて見れない」となるのが落ちだが。
毎回全力で描いてるのになんでだ?



とりあえず、そんなことを思いながら描いていた。
技術的にはその辺りを意識していたが、思惑としては

【色気を感じるようにまとめたい】

と思っていた。
色っぽいポーズは、美しい筋肉を最大限に引き立てる。私は大好物だ。


そんなことをあれこれ考えながら描いたものなので、褒められれば当然めちゃくちゃ嬉しい。
しかし、まさか「現実にいてほしい」とまで言ってもらえるとは思わなかった。

なんと言えばいいのだろう。
本当に、私の趣味で始めた名もない漫画のキャラクターが、そこまで思っていただけるとは、としか言えない。


感無量である。

感無量なのである!!



「リクリエイター」というアニメをご存知だろうか。
二次元のキャラクターが現実世界にやってくるというお話だ。

あれは、漫画やイラストを描くものの悲願でもあるんじゃないかと思う。私もオーガたちがやってきてくれたら楽しいだろうな、なんて思うことがある。


その感覚を、共有してくれる相手がいるということだ。
信じられるかい?
漫画なんて作者の閉じた世界だ。それを気に入ってくださり、作者並みにキャラクターに心を傾けてくれるんだぜ?


もう、私は本当に嬉しかったのだ。

感謝しかない。