ビフテキ

□今日の掃除
ゴミ出し、本の整理、床の掃除機かけ


来ちゃった。
この日が。

俺にとってはトラウマの日。



ビフテキ




昨日、肉を買った。

玉ねぎをすりおろして、まぶした。

退路を断った。



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見てくれよ、この厚み。
なんか3.5cmって見えるんだけど。
厚すぎやしないか。

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玉ねぎに浸けておいたせいで色が悪いが、決して古い肉ではござらん。
玉ねぎに浸けるとこうなるのだよ。
やほー知恵袋を見てみたまえ。同じようにびびった迷える子羊がたくさんいる。


これを……弱火で焼くのだ。

厚切り肉の場合、最初は強火では焼かない。
火が通らないからだ。

塩コショウをして、油に薄切りにんにくを入れ、表5分、裏5分。
正確には表は1/3が白く焼けるまで、だ。

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俺はちゃんと言いつけは守る。


それが終わったら、アルミホイルに包んで熱を内部に伝える。
それを5分。

最後に強火で20秒、表面を焼いて終了。

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ほんとはこれに加えてフランベをするつもりだったが、うっかり忘れていた。

でも、うまそうに見えるだろ?



これに包丁を入れる。

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ミディアムレアとでも言えばいいのか。
なんか不安になってくる色をしている。


これに、肉についてきたソースとバターソースを乗せる。

これで完成。








──正直。

私としては、「ああ、アカン」と思った。
なんか……生々しい肉なのだ。
噛み切れない。
もちろん所定の時間焼いたから健康に問題はないと思うが、肉の生々しい味がする。


また失敗かよ……。
かなり調査したし、あらゆる注意を払ったのになぁ……。
くそお、肉厚すぎなんだよ。


ビクビクしながら目の前のツレに、「どうでした……?」と聞く。
最期の審判である。


ツレ
「これはこれでありだと思うけど、ソースが薄いかも。塩コショウもうちょっとかけてもいいと思う」




……え?

なんて?


「これはこれであり」!!!?




あれか。

気合いいれてた俺を絶望に叩き落とさないための、生暖かいミディアムレアな優しさか。


ツレ
「あ、端肉うめえ」


マジで言ってんの!!!?
ねえマジで言ってんの!!!?



「噛み切れないことない?」

ツレ
「え?フツーに筋ないし、噛み切れたよ?」



え?
私の皿の肉はどれも噛み切れませんけど?

歯の鋭さの問題?




「……もう一度聞かせてくれ。無理して食ってるってことはないか?」

ツレ
「いや、全然。肉だし」




……………。


ツレよ。






なんというか。


ありがとうな。






次はもっと薄い肉で挑戦してみるよ……。